弦楽四重奏。


昨夜、ハーゲンカルテットの録画放送をしていて、
4人の自由自在な音楽に、なんだか、うっとりというか、
とほほ、な気分というか、、、ビミョーな気分になりました。


午前午後とブラームスの練習をしてきて、
しかも、すご〜くストイックに音程練習とか
頑張って、それでもなかなかうまくいかなくて、


気をつけよう、気をつけようってばかり
考えてると音楽が流れなくなってしまうし、


「自由」と「身勝手」のギリギリの境目で
遊ぶのは難しいし。。。


弦楽四重奏は、「約束事」が極めて多い。
セカンドヴァイオリンとの約束ごと、
ヴィオラとの約束事、
チェロとの約束事、
2人での約束事、
3人での約束事、
4人での約束事、
1人のときの約束事、
休みのときの約束事・・・


そういうことを、いろいろ、ああでもない
こうでもないと打合わせを重ねながら
自分たちの音楽のルールを編み上げて行く。


その過程が楽しいっちゃ楽しいのだけど、
なかなか自由自在にはいかないものです。


ブラームスって人に対してのイメージも
みんなでそれぞれだし、それをすり合わせていく感覚は
オモシロイ。普段の会話じゃ出てこない、
「愛」とか「想い」とかいう単語も出てきちゃったりして、
へぇ。そういうイメージ持ってるんだ〜と、
聞くのも楽しい。


私、こう弾いたら、あなたどうすんねん。
あなた、そう弾くか、なら、私、こう弾こか〜。
という駆け引きのようなものもあるしね。


タイヘンなんだけど、楽しい…。


ちょっとMっ気があるのかしら…。